いろんな生徒
テストで0点とっても諦めるな!
中学2年の時に定期テストで0点を取って、お母さんが慌ててやってきた生徒がいました。
このままでは高校には行けない。
そう言って、どうにかして欲しいと言うことでした。
確かに0点では、どこの高校に入ることもできませんし、仮に入れてもそのままでは卒業はできません。
なので、とにかく基礎ができるように全学年にさかのぼっての学習を始めました。
数学は分数の計算から始まり、とにかく中学でする計算の基礎を身につけることを目指しました。
それさえできれば、高校の数学でも落第は避けられるようになります。
そうやって、中学2年の2学期から一つずつできることを増やして、中3の中頃には基本的な計算だけでも学校の授業に追いつく事ができました。
英語は基本的な単語と英文が書ける程度をめざしました。
繰り返し、基本的な英文を作る練習をして、単語を増やしました。
定期テスト対策は、30点を目指して指導しましたが、その生徒にとってはなかなか高いハードルでした。
それでも、受験前には、計算はある程度できるようになり、簡単な英文なら書けるようになりました。
志望校は公立の工業高校でしたが、無事に合格。
その後、きちんと卒業もできました。